全7トラックテルミンのみの多重録音。なかなか楽しい7人の宇宙人の大合唱。低音パートの録音が大変でした。是非是非、低音がよく聞こえるスピーカーでお聞きくださいませ。
音色も凝ってみれば良かったのですが、とりあえずやってみましたという所で、音色は7人全員同じです。これだと メインソリスト(!?)と 裏メロディを取ってる人と区別が付かない。なので、左右にパンを振ってみました。苦労したので、是非是非ステレオスピーカーでお聞きくださいませ×2。
このサン=サーンス作曲のものはスラヴァのCDに入っていて、綺麗な曲だから是非弾きたいと思い、ずっとお稽古曲になっていました。そうこうする内、MTRを購入したので多重録音をやってみようと思いたったのでした。
アヴェ・マリア挑戦は、カッチーニ、シューベルトと続き、3曲目になります。
世界中にいろんな宗教がありますが祈りの心は同じです。宗教に限りません。人はいろんな物を通して祈りを捧げる。ある人にとっては、それは、カメラであり、ある人にとっては、それは絵画であったり、詩であったり、生きる事そのものであったり。
わたしは音楽を通して、祈り続けたいと思います。
Yoko Onishi
さて、上記の文章を書いたのは、2010年。 それから10年経ち、今は、Cubase というソフトを用いてパソコン上で録音する様になりました。スタジオも使わず、録音技師でなくても自宅でオートメーションでフェイダーやパンを動かしてミキシング作業が可能です。10年前には多重録音こんなに苦労したのか、時代は変わったなあ、と、つくづく思います。 そして、初めてテルミンの音を重ねた時の喜び、忘れずにいよう、とも思いました。
2017年、Series 91A Theremin をメインに用いて、テルミンの多重録音と、テルミンの為に作曲家の先生に書いて頂いた委嘱作品を集めたアルバム『オールテルミン』制作。
『オールテルミン』ライナーノーツ、音源はこちら
2022年、新しく入手したテルミン、RCAテルミンや、Claravox Centennial の音も用いて、アルバム『オールテルミン2』制作。
『オールテルミン2』ライナーノーツ、音源はこちら
Yoko Onishi
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