⇒　Etherwave Theremin 回路図
 

モーグ博士の手による大量生産モデル。現在最も使用者が多いと思われます。

ETHER WAVEとは「エーテルの波」という意味。

「Brightness」および「Waveform」コントロールを介して、演奏者が自分の好みの音色を使える様になっています。

Etherwave Theremin は、最初は、雑誌“Electronic Musician”1996年2月号に、“EM Theremin”という名前で、モーグ博士によるDIY記事で紹介されましたヘテロダインテルミンです。

「組み立ては、時間が充分にあって、社会との関係がうまくいっている時にやった方がいい」とか「全部組み立てたら、深呼吸して、もう一度ちゃんと接続できてるか確認しなさい」とか、いかにもDIY好きなモーグ博士らしい指示が随所に書いてあります。

記事の中には、キットは Big Briar から購入できると記載されています。

雑誌に掲載されたEM-Thereminの基板

⇒　雑誌に掲載されたEM-Thereminの回路図はこちら

本機の基板

1996年後半には、完成品として、Etherwave Theremin が販売される様になりました。
 

テルミンミュージアムにあります Etherwave Theremin は、2001年12月、エフ・シュガーより購入。当時、エフ・シュガーは、キットで輸入して組み立てた後販売していたので、お店にお邪魔して色を指定して、木目調に仕上げて頂きました。

最初に入手したテルミンなので愛着があり、いろんな方のサインが入っています。

左手前に金色で、やの雪先生のサイン。左下のところが微妙にテルミンの絵になってます。

その上に白で、ハラダタカシさんのサインとオンドマルトノの絵。

その右に銀色で、のこぎりの都家歌六さんのサイン。

箱の右に銀色で、竹内正実先生のサイン。ロシア語の出来る方に英訳して頂いたところ「Success with Termenvoks!」という事だそうです（おおよそ）
 

・購入記録

2001年12月　F Sugarより購入