ライブ配信のゲストの巻上さんから、東大の表象文化論の研究室が、「シリーズ91テルミン」の「モデルC」を持っている、と伺いまして、2022年6月、見学に行って参りました。

「シリーズ91テルミン」のキャビネットオプションですが、A、B、C、3種類のキャビネットオプションの内、一番値段も高く、あまり台数が作られていないので、実機を見る機会の少ない楽器です。塗装が黒のオプションは、更に価格が高く、シリーズ91テルミンが販売された時、この個体を選んで発注した方のセンスはかなりなものだなあ、と思います。表象文化論の研究者なのだと思いますが、どんな研究をされていらしたのか、気になります。

特殊な形をしており、急な角度のついた前面には、スリットがあります。内蔵スピーカーの音は、目の前のスリットから出ます。

左右の画像です。ピッチアンテナ側からと、ボリュームアンテナ側から。右から見ても、左から見ても、かなり薄ぺったい。

さすが大学、と言いましょうか、購入時の資料がそのままそっくり残ってまして、マニュアルには、クララさんによる練習帳とおぼしきものも一緒に綴じられてました。この譜面は、クララさんの手書きなのかどうか。。。気になるところです。