映像未整理

演奏会プログラムより

一昨年、程先生が「光舞」という色紙を書いてくださいました。テルミンに余りにぴったりな言葉を頂いたので、これを機会に、以前から暖めておりましたテーマを『光ノ舞』という曲として完成させました。そして今日だけのバージョンとして、二胡も入ります。頂いた色紙はロビーに展示してありますので、休憩時間にご覧下さい。

歌詞は分かりくいですが、もし、光は粒子か波動か、という議論や、観測の理論をご存じの方がいらっしゃいましたら、それを思い出しながらお聞きください。
 
 

	『光の舞』 詩：大西ようこ 曲：三谷郁夫 編：ぷらイム   生まれたばかりの光の粒を 一つ二つと　この身にまとう ゆらゆら溶けて　この身の彼方まで 寄せては返す　波の様に     空の青　海のさざめきよ あまねく　宇宙を唄う     鳥は風に舞い　魚は波に舞う 森は巡りて　星は音を舞う 生まれて消えて　消えてまた生まれゆく 広がれ　全ての命

本公演は、ぷらイムの敬愛する二胡奏者、程農化をお迎えし、ジョイントとして企画されましたが、2012年5月27日未明、演奏会の２週間前に程先生は急逝、追悼公演として行われました。

ちらしのデザインは生前の程先生がすごく気に入ってらして「ぼく、神様になっちゃったみたい。」と仰ってらした、、、人懐っこいその笑顔を、今も思い出します。

程先生がいらっしゃれば、いつでもそこに二胡がある、とうい感じに、二胡を携えてライブを聴きに来てくださって、突然セッションライブになったり、一緒に行きましたお寿司屋さんで突然二胡を演奏し始めたり、思い出は尽きません。

ある意味、中国の文人音楽の正統的なあり方を実践して生きた方だと思います。

今は、お空の上で、二胡を弾いていらっしゃるのでしょう。

沢山の笑顔を有り難うございました。